ライセンスファイルの図
ライセンスファイルモデルは、ソフトウェアライセンスの従来型の方式です。デジタル署名されたライセンスファイルを顧客に配布し、アプリケーションがライセンスサーバーと通信せずにローカルで検証します。このモデルは、顧客が完全なオフライン環境で運用する可能性がある場合や、サーバーベースのライセンスに必要なインフラストラクチャを持たない、より単純な配布モデルを選びたい場合に適しています。
ライセンスファイルの処理は、次のように進みます。
- ソフトウェア開発者が Babel Licensing Service でライセンステンプレートを作成します。
- 開発者がテンプレートを基にライセンスファイルを生成し、秘密キーでデジタル署名します。
- Babel Licensing Service が、生成されたライセンスファイルを返します。
- 開発者が、任意の方法(ダウンロード、メール、物理メディアなど)でライセンスファイルを顧客に配布します。
- 顧客がライセンスファイルを適切な場所(通常はアプリケーションのディレクトリ)にインストールします。
- アプリケーションは起動時に、その場所からライセンスファイルを読み込みます。
- アプリケーションが、埋め込まれた公開キーを使ってライセンスファイルのデジタル署名を検証します。
- アプリケーションが、有効期限、ライセンスされた機能、制限などのライセンスの詳細を検証します。
- ライセンスが有効な場合、アプリケーションはライセンスで指定された機能を有効にします。
- ライセンスが無効な場合(期限切れ、改ざんされている、その他の理由で要件を満たしていない)、アプリケーションはエラーメッセージを表示します。
- アプリケーションは動作中に定期的にライセンスを再検証しますが、この検証はすべてローカルで行われ、サーバーとの通信は必要ありません。
アクティベーションライセンスやフローティングライセンスとは異なり、ファイルベースの方式はライセンストークンを消費せず、最初にライセンスを生成した後は Babel Licensing Service から独立して動作します。ライセンスの検証はすべてクライアントアプリケーション内で行われ、埋め込まれた公開キーを使ってライセンスの真正性と整合性を検証します。
ライセンスファイルモデルの主な利点は、単純であること、完全にオフラインで動作すること、インフラストラクチャの要件が少ないことです。その一方で、トークンベースのライセンスモデルと比べると、ライセンスの使用状況を把握しにくく、リモートでライセンスを管理する手段も少なくなります。
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